こんにちは、りくやです。
みなさんは「後悔」の感情について、どんなイメージがあるでしょうか。
できることなら後悔なんてしたくないのは当然です。しかし、「後悔」こそが人を大きく変化させる源でもあるのは事実です。
僕の記事では、ネガティブな感情をうまくコントロールすることで、精神的に安定しながら、幸せに生きていく方法について追求しています。
今回は「後悔」との向き合い方について、前半では後悔エピソードを紹介しつつ、後半では「後悔」から学んだことや、向き合い方について紹介していきます。
人生で後悔したエピソード
いままで生きてきたなかで、後悔したエピソードが4つあります。
[box05 title=”後悔したこと”]
- 努力しなかった
- 挑戦しなかった
- 時間を無駄にした
- 友達を大事にしなかった
[/box05]
いま振り返れば、どうして当時はあんなことをしたんだろう、って後悔していますが、その時にはわかるはずもなく、結局は後にならないとわからないことだらけです。
努力しなかったこと
僕はどちらかというと大人しい性格で、体育会系よりか文化系のタイプなので、がむしゃらに努力した経験もなく、とにかく努力するのが苦手でした。
高校生の僕は、勉強は効率よくスマートに、泥くさい努力なんて格好悪いとさえ思っていました。クールを気取っていたんですね。
そんな僕は、謎のプライドを持ち合わせ、大した努力もしてこなかったので、大学受験に見事に全落ちする結果となりました。当たり前ですよね。
予備校で1年間浪人もしましたが、その時もほとんど勉強せず、努力せず、なんとか滑り止めの大学に合格はしたものの、
そこで努力の重要さを初めて実感しました。
いままで自分がバカにしていた人は、その間も必死に努力して、第1志望の大学に合格している。努力している人には絶対に勝てないんだ、と。
挑戦しなかったこと
若いうちは物事を吸収するスピードもはやく、新しいことに取り組む気力に満ちあふれています。そういったタイミングで、もう少し挑戦すればよかったと後悔しています。
高校生の僕は、自分の好きなことには取り組む一方、自分が知らないことだったり、苦手意識を持っていることには、挑戦せずにむしろ避けていました。
コンビニのアルバイトにはまっていたので、高校生にも関わらず週5でシフトに入っていました。当然ですが、放課後や休みの日の時間も少なくなります。
こうした食わず嫌いな状態が続くと、まわりの友達との話が徐々にあわなくなっていきます。自分の趣味や好きなことが合致している人しか受け付けません。
あらゆることに挑戦すれば、話があう友達もそれだけ増えるし、趣味の幅も広がって人としての深みが広がるかもしれません。
最初は拒んでいたスノーボードやボーリングなども、いざやってみるとすごく楽しくて夢中になれたし、自分の好きなことって自分でも意外とわからないものでした。
時間を無駄にした
学生時代って時間がたくさんあって、何をすればいいかもわからず、行き当たりばったりで生きていました。
でもいまになって考えると、過去のツケがいまに影響してるんですよね。頑張らなかった自分、挑戦しなかった自分、すべてがいまの自分を形成しています。
かといって当時の自分に色々と頑張っておけよ、とは今更いえませんが、暇なら暇なりに将来に残ることを1つでもやっておけ、とはいっておきたいですね。
高校生なんて将来のことも考えないし、大学生になって将来を考えはじめたとしても、自分がどうするか、なにをすればいいかなんて見つからないのはわかります。
だとしても、趣味や遊びでもなんだっていい。後から振り返った時に、知識や経験としてなにかしら残っていることが大事だと思っています。
自分の場合は、もう少し遊びと勉強を楽しんでおけばよかったと後悔しています。
けれども、大学時代はバイトに勤しんだおかげで、たくさん行けたので、日本各地の雰囲気や過ごし方だったり、海外も知れたのでよかったと思っています。
ほんとうにどんなことでもよくて、暇だからゲームする、漫画読みまくる、ビデオ見まくる、なんでもいいんです。とにかく、なにもしないのが問題。
友達を大事にしなかった
人間付き合いについてとくに考えたこともなかったですが、浪人したり、大学に入ったり、社会人になってくると、いままでの友達って限られてきます。
中学や高校までは、クラスの友達や、部活の友達など、広く浅い関係性の友達がたくさんできます。しかし、大人になるとそういった環境は変わってくるわけです。
年齢とともに人間関係が狭く深くなってきて、徐々に自分のまわりの人を大切にする重要さがわかりました。
自分の気の合う人や、親友などはそう多くないこと知っていれば、もう少しまわりの友達を大切にしていたかもしれないし、
もしかしたら親友になるであろう人とも関わることがなかったり、人生における機会損失をしていたかもしれません。
自分は人間関係においても、かなり食わず嫌いをしていたので、もう少し幅広い交友関係があれば、大人になって変化があったのだろうと後悔しています。
僕が後悔から学んだこと
後悔するのはいいこと
失敗って後悔と似ていますが、必ずしも失敗したからといって後悔するわけではありません。
例えば、数学のテストで赤点をとったとしても、自分がそこまで数学に興味がなくて、対して勉強もしていなければ、失敗したとしても後悔の感情は生まれませんよね。
しかし、自分が1番得意で勉強もしてきた世界史が赤点だったら、深く後悔するはずです。つまり、その物事に対して本気だったかどうかで、後悔の度合いも変わってきます。
なので、後悔の感情が生まれることは、なにかに本気で取り組んだ証であり、とても格好いいことなのです。
もしくは僕の場合だと、後から振り返って後悔するパターンが多いです。友達付き合いでも、大人になってから、あの時こうしておけばよかったって感じます。
それも同じく、将来になって物事に真剣に取り組もうとしたからこそ、過去に対する後悔を感じるものだと思っています。
ぶっちゃけ、どうでもいいことに後悔って感じないですよね。自分が絶対に克服しなければいけない課題に対して、過去を反省するように後悔の感情は生まれるはずです。
大きく成長できる
実際に僕の体験からして、後悔した感情って、人間が持っている感情のなかでも、かなり効果が大きく持続性の長い感情だと思っています。
人間のネガティブな感情には、嫉妬、嫌い、絶望、などがありますが、これらは一過性のものであり、その時はつらいけど、将来になっても同じ感情を感じることはないです。
それに対して、後悔の感情は、その時もつらい思いをするし、将来になっても過去のことを思い出して、その時と同じようなつらさを感じることができます。
なので、後悔の感情は他のネガティブワードに比べて、心に訴えかけるパワーがとても強いです。
後悔するとなぜ大きく成長できるのかというと、人が大きく変化しようと思う時は、ネガティブな環境から抜け出す力が働いた時です。
そして、ネガティブな環境を強く連想させる感情が後悔なのです。
僕は高校生での甘酸っぱい恋愛エピソードを後悔しつつ、将来は絶対に見返してやろうと思う感情が働き、自分をプラスに変化させることができました。
ありがたみがわかる
そしてもう1つ。後悔することは、その時はいい状態だったのに、後になって悪い状態に変化してしまった状況だと思っています。
例えば、いままで学年1位だったのに、学年100位まで下がってしまったとか、会社が儲かっていたのに、倒産させてしまったなど。
その当時はありがたみを感じずに、大事にしていなかったりしますが、実際に失敗してみてから考えると、当時はとても恵まれていたんだなって気づくものです。
幸せな時って、それが当たり前だと思ってしまうし、天狗にもなってしまう。けれども、その幸せな状態はかけがえのないものであり、代替不可能な時間だった。
こういう感情に気付けるのが後悔です。
些細なありがたみに気付けることで、それ以降の人生も幸せに感じることができるし、生きることに慎重になっていく可能性もあります。
これからの後悔と向き合う
なにごとも全力で
後悔する状況をまとめると、
[box05 title=”後悔する状況”]
- 物事に一生懸命に本気で取り組んでいるとき
- 当時の状況がよくて、後になって悪化したとき
[/box05]
なんでもかんでも失敗したら後悔するわけではありません。なにかに一生懸命に取り組んだ結果で失敗したから、深く後悔することができるのです。
後悔の感情は、自分を大きく変化させる動機づけとして、とても強力な感情なのでうまく利用できるようにしましょう。
そのためには、たくさんの後悔をつくりだすこと。そのためには、全力で取り組むこと。
どんどん挑戦して、全力で取り組んで、盛大に失敗して、深く後悔する。この流れをつくれれば、自分を大きく変化させて向上していける循環を永遠につくることができます。
自分に自信をもつこと
個人的には、後悔するのは成長の源だと思っているので、後悔に抵抗はないのですが、なるべくなら後悔はしない人生を生きたい、という人も多いのではないでしょうか。
後悔をしないためには、過去の自分の選択や行動に自信をもつこと。
例えうまくいかなかったとしても、全力が出せなかったとしても、これが自分の生き方で、失敗したとしても、これはこれでいいのだっていうバカボン的発想です。
自分を変化させるには自己否定が必要だと紹介しましたが、とにかくこのまま突っ走っていきたい時は、自己肯定の感情も必要になるわけです。
例えば、起業してある程度の利益が出てきて軌道に乗った時は、そのまま突っ走っていく必要があります。そうした時に、後悔の感情は邪魔でしかありません。
自分の状況によって後悔を使い分けるのはとても有効で、自己否定と自己肯定をうまく使いこなせるようにするべき。
後悔をコントロールする
僕の記事では、ネガティブな感情面についての紹介が多いのですが、ネガティブな感情をコントロールすることで、幸せに生きるポイントが含まれていると思っています。
人が変化する時は、必ずネガティブな感情がきっかけになるし、反対に、ネガティブな感情が邪魔になって、行動できなくなってしまうこともあります。
ネガティブな感情を、良い時と悪い時とで使いこなせるようになると、精神的に安定した人生を送ることができて、高いパフォーマンスを発揮できると思っています。
後悔の他にも、失敗、挫折、孤独、などについても、ネガティブな感情の有効活用について紹介しているので、ぜひご覧いただければ幸いです。