大学を中退するなんてクズのやることだ、もう人生終わりだ、といったような話をよく聞きます。
実際に僕も大学3年生のときに大学を中退しましたが、周囲や親からは「お前の将来本当にやばいぞ」的なニュアンスで、侮辱に近いような言葉をかけられたことが多くありました。
大学を中退する理由は人それぞれですが、人の決めたことに「クズだ」「人生終わりだ」と言われるのは、やはり気分が悪いですね。
結論をいうと、大学を中退すると、わりと周りからクズ扱いされることは増えます。
しかし、大学を中退したからといって、本当にクズなわけではないし、中退して高卒だとしても十分に生きていくことができます。
この記事では、大学を中退するのはクズではない理由について、僕の実体験も交えつつ解説していきます。
大学を中退してもクズではない
実際に大学を中退した僕がいうとポジショントークに聞こえるかもしれませんが、大学を中退したからといって、その人がクズということは絶対にあり得ません。これは断言します。
もし大学を辞めようと考えている人がいるなら、まわりの意見を取り入れるのは、ほどほどにしておくべきとアドバイスします。
大学を中退する理由は人それぞれ
そもそも大学を中退する理由って人によって違いますよね。
家庭的な事情や、金銭的な事情でやむを得なく中退する人もいれば、いまいち大学に行く気になれなかったり、モチベーションが下がってしまったりと、色々なケースが考えられます。
大学を中退したからクズだ、と決めつけてしまうのは、こういったバックグラウンドを無視して、経歴だけでその人を判断する単なる決めつけです。
モチベーションが上がらなくて大学に通う気になれなかった、というような理由は「甘えだ」「我慢しろ」と言われるかもしれませんが、だからといってクズは言い過ぎです。
クズ扱いされる中退理由
とはいえ、大学を中退するような人のなかには、本当にクズのような人も存在します。
どういった人がまわりからクズ認定されやすいのかというと、
- 授業をサボって遊んでいる人
- サークルやバイトばかりしてた人
- 目的や理由もないのになんとなく中退した人
といった感じですが、だからといってクズ扱いするのは違います。
僕が大学を中退した理由
では、なぜ僕が大学を辞めたのかというと、20歳でしかできないことをやりたかったから。
- コンビニで店長をしてみたい
- プログラミングを勉強したい
- 副業に挑戦したい
僕はこれらを叶えるために大学を中退しました。その結果、自分の人生がよりよい方向に向かったのは事実です。
しかし、こんなこと大学を卒業してからでも挑戦できるだろ、って思うかもしれません。
僕もそれに同意しますが、ここで重要なのは20歳の時間と25歳の時間は、大きく異なるという点です。
時期やタイミングは鮮度のようなもので、そのときでしか上手くいかないこと、やる気になれないこと、やる余裕がないこと、っていうのはたくさんあります。
後でやろうと思っても、忙しくなったりして結局やれずじまいになることってありますよね。
僕はその点を危惧していたので、残りの大学生活2年間と、自分のいまやりたいことの2年間を交換しました。
僕が大学を中退した理由については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
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大学を中退したときの世間からの評価
大学を中退してもクズというわけではありませんが、とはいえ世間からの評価としてはあまり良くないのは事実です。
実際に大学を中退したら、周囲からどんなことをいわれたのかについて紹介していきます。
学歴は一生なのでもったいない
「大卒」という資格は一生ものだから、人生のどこかで絶対に役に立つ。
なので大学は絶対に出たほうがいい、大人になってからでも入り直すべきだ、というのはよくいわれました。
とはいえ、大卒の資格を使うのって就職するときですよね。
ぶっちゃけ就職してしまえば学歴なんて関係なく、実力主義で出世していきます。
就職する際には苦労するかもしれませんが、しっかりとキャリアを積んで自分の市場価値を高めていければ、学歴なんて挽回できます。
よく辞めようと思ったね
「俺も大学辞めようか何回も考えたけど…」といった反応をたまにされることはあります。
大学を辞めたいって恐らく多くの人が思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、実際に行動に移す人はわずかで、リスクを取れる人はほぼいないはず。
なので、実際に中退しようと思った理由や、中退した後の経歴などについて、興味を持たれることがわりとあります。
中退する人は一定数いると思いますが、日常的に関わることは少ないと思うので、かなりの少数派です。
自分の軸を持っている
就活をしていた際に、大学を中退した理由について問われたことがあります。
その際には、当時の自分の状況から一刻も早く社会で働きたかったこと、今しかやれないことに取り組みたかったこと、などを素直に伝えました。
そうしたら、面接先の社長から「自分の軸を持っていて素晴らしい」と褒められたことがあります。
一般的にはネガティヴな中退ですが、その反面で、自分の意思を貫くことができるという強みにも変えられると思います。
中退するのはおすすめしませんが、ネガティブに捉えすぎないことも重要です。
大学を中退しても就職で成功すればOK
結局のところ、大学中退が悪く捉えられているのって、その後の就職先でいい企業にいけないから、という思い込みなんですよね。
卒業した大学が最終学歴になり、その学歴を用いて就職したり転職したりするわけですが、いまの時代は学歴社会ではないです。
学歴社会ではなく実力社会なので、その人の生い立ちやバックグラウンドに限らず、努力や挑戦、実力次第でどこまでも這い上がっていける時代です。少なくとも日本では。
なので、大学を中退してしまったからクズだ、というわけではなく、その人がその後にとる行動によって決められるべきです。
大学を中退してしまった後に、ずっとニートをしていてはクズといわれても仕方ありません。
反対に、大学を中退したというハンデを背負って、一生懸命に実力をつけ、いい企業に転職することができれば、誰もあなたのことをクズ人間だとは思わないはずです。
もしまわりからの評価を気にして、進路を迷っている人がいるのならまずは行動してみましょう。
人生はどうにでもなるので、まずは第一歩を踏み出さないことには変わりません。
最後までご覧いただきありがとうございました。