就職活動をする際に、大学を中退した経歴がある人は、履歴書にどういう風に記載したらいいか悩むことがあると思います。
最終学歴は高卒って書くしかないし、そのまま素直に大学を中退したことを書けばいいのでは、と思う反面、面接で絶対に突っ込まれると思ってしまい、どうにかいい方法はないのかと葛藤することもあったり。
この記事では、大学を3年生で中退した僕が、就職活動の際に、大学中退という経歴をどのように履歴書に書いたか、について紹介します。
最終学歴が大学中退って履歴書にどう書けばいい?
結論ですが、入学した年月と退学した年月をそのまま記入すれば大丈夫です。
最終学歴だけを求められたら高卒になりますが、履歴書には過去の経歴を記載できるので、書いた方が得です。
大学中退したことを素直に書く
大学中退って書くと、書類選考で落とされるのではないか、悪い印象を与えてしまうのではないか、と心配する人もいると思います。
そういったことは実際に事実であり、大学を中退してしまった以上は仕方のないことです。
自分が決断したことには、しっかりと責任を持ちましょう。
とはいえ、そこまで恐る必要もないかもです。
大手企業とかの就活では厳しいかもしれませんが、一般的な中小企業や、成長しているベンチャー企業なんかは、大学を中退したことにそこまで問題視しません。
それより大事なのが、なぜそのような決断をしたのか、どういう思いで生きてきたのか、といったバックグラウンドが重視される傾向にあります。
大学中退の書き方の例文
では実際に履歴書にどのように書けばいいのかというと、
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2020年4月 〇〇大学〇〇学科 入学
2020年10月 〇〇大学〇〇学科 中退
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このように書けば問題ありません。
場合によっては、その下に簡潔な理由を書いてもいいかもしれませんが、詳細なことは面接で聞かれたときに答えるようにしましょう。
なかには、大学中退を隠したい、書きたくない、という人もいると思いますが、正直に書いておくと面接で話のネタにも繋がります。
大学を中退した理由について面接で聞かれたら
履歴書に大学中退と書くと、ほぼ8割以上の確立で、理由や経緯を質問されます。そういった状況で大事なのが、大学を辞めた理由について自分なりの意見がはっきり言えること。
答え方によっては、プラスにもマイナスにも捉えかねない繊細な質問のため、答える内容は事前に用意しておくようにするべきです。
素直に答えてはいけない
大学を中退した理由は人によって違うと思いますが、大半はネガティブな動悸や理由であることが多いです。
実際に僕が大学を辞めた理由も、なんとなく通う気になれなかった、モチベーションが低かった、といったようなネガティブな理由です。
面接で聞かれたときに、この通りに答えてしまっては一発アウトです。
素直に答えたくなる気持ちもわかりますが、中退理由について答えるときは細心の注意を払うようにしましょう。大学中退理由を上手く答えられなくて、面接で落とされた経験が山ほどありますので。
ポジティブな理由に変換する
とはいえ、真実を話してもいい場合があります。それは話をポジティブに変換した場合です。
例えば、アルバイトが楽しくて大学を辞めてしまった場合、
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勉強をするよりも早く社会に出て働きたい気持ちが強まった
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と言い換えることができます。
この場合に、アルバイトを優先して大学を辞めたといったら、面接官からの印象も悪くなりますが、早く社会に出て働きたいと聞けば、積極性のある人なんだろう、という評価にも捉えられます。
物は言いようなので、多少なりともごまかすテクニックは重要です。
自信を持って説明するべき
大学を中退した理由を問われると、少し後ろめたく感じてしまうかもしれませんが、面接においては堂々と説明した方が有利に働くこともあります。
実際に僕が面接したときの話ですが、最終面接にて代表取締役から中退理由を問われたことがあります。
僕が大学を辞めた理由について、ポジティブな回答をしたところ、自分の考え意思をしっかりと持っている、と評価してもらえることがありました。
その面接には見事に不合格でしたが、中退理由を話すことで、返って好印象を与えることができた良い経験です。
ちなみに、僕が大学3年生で中退した理由や経緯については、こちらの記事でまとめて紹介しているのでぜひご覧ください。
参考:僕が大学中退を決断した理由と、その後の末路について紹介する
大学中退を履歴書に書いても問題なし
そういうこともあり、大学中退を履歴書に書いても面接において、そこまで影響はありません。
むしろ、自分の考え方や軸をアピールすることができる機会と捉えることもできます。
そもそも、面接に進めてる時点で書類選考には通っているわけですから、一度あなたと会って話してみたいという気持ちが面接官にもあるはず。
書類面接の時点で落とされたなら、それは仕方のないこと。
大学を辞めてしまった自分の責任のせいです。
資格を取得しておくのもあり
履歴書に書くネタに困ったなら、資格を取得してみるのもいいですね。
経歴や資格が真っ白だと、大学中退という1つの経歴が浮き彫りになってしまい、面接官からもネガティブに捉えられてしまうかもしれません。
大学中退という経歴を埋め尽くすほどの経歴や資格があれば、面接においてもそこまで突っ込まれることは無さそうですね。
資格を取ることで就職が必ず有利になるというわけではありませんが、自分の学習姿勢や努力を示す意味では重要な指標にもなります。
大学を中退したら資格を取るべきか、についてはこちらの記事で詳しく紹介していますので参考にして頂ければと思います。
参考:大学を中退したら資格は取っておくべきか【結論は必要なし】
スキルや経験があればカバーできる
大学中退という経歴や、学歴がそこまでないという場合、スキルや経験によってカバーできることもあります。
履歴書に大学中退と書くのが後ろめたくなるくらいなら、自分のスキルや経験をアップさせることに注力した方が得ですよ。
僕の場合は、過去の経歴が悲惨でしたが、プログラミングスクールに通い、WEBサイトについて独学したことで、上場企業のWEBマーケター職として就職することができました。
過去は変えられないので、これからの未来を変えていくべき。
大学を中退して、これから就職活動をしようと思っている人は、いまの自分を見つめ直して、過去を上書きできるようなスキルや経験を得ることに一点突破する方がいいと思っています。