大学中退するなら、将来はない、未来もない、死ぬしかない、と思ってしまう人がいます。
僕も大学を中退したときは、先が見えずに真っ暗で、どうしたらいいのかもわからず途方に暮れていました。
ネガティブに感じてしまうのは仕方ないと思います。
しかし、大学を中退したら死ぬしかない、といって重く受け止めすぎてしまうのは間違いです。
この記事では、実際に僕が大学を中退した経験をもとに、大学を中退したら死ぬしかない、といわれる理由や、
大学を中退しても人生が終わりじゃない、というテーマに沿って解決策などを紹介していきます。
大学を中退したら死ぬしかないのか
大学を中退しても、そこまで自分を追い詰めてしまう必要はありません。
中退したら将来性のある職業につけない
日本はいまだ学歴社会ということもあり、大学を卒業しないと、将来性のある職業や、正社員として働けないのでは、という不安が真っ先に浮かぶと思います。
ぶっちゃけ、大学を辞めるときに一番悩むのは、将来どんな職業につけるのかです。
自分の場合は、学歴じゃなくとも手に職をつけて、市場価値の高い人材になれば、食いっぱぐれることはないだろう、と思って行動してきました。
その結果、IT系の上場企業で働くこともできたので、将来や職業については、悩みすぎる必要はありません。
中退すると世間からの評価や信用が下がる
就職する際には、大卒であることが条件だったり、出世するにも大卒が優遇される、というのは耳にします。
もし仮に、一般企業で働けたとしても、中退した自分は出世コースに登れないのでは、と心配するかもしれません。
これに対しても心配は無用ですね。
ちなみに、中卒や高卒の人だって普通に生活することはできています。
海外の永住ビザを取る際に、日本の大学を卒業しているかどうか、が必要になるかもしれませんが、大抵の手続きや審査にはほとんど影響がありません。
大卒じゃないとクレジットカードの審査とか、賃貸の審査が通らないんじゃないか、とかいった心配までする必要はないです。
親や親戚から見捨てられるのではないか
大学を中退したいと思っても、親や親戚など、まわりの人の意見に左右されて、決断できないケースはよくあります。
せっかくここまで育ててくれて、大学まで行かせてくれた親に申し訳ない、もったいな、といった気持ちはあるかもしれませんが、
本当に子供を大切にしている親であれば、学歴や身分によって子供を評価しないし、生きているだけでも素のあなたを認めてくれるはず。
もし仮に、周囲の意見に押しつぶされて、自分の思う通りに行動できないのであれば、いっそのこと振り切ってしまいましょう。20歳を超えたら、全て自分の責任で自己判断ですからね。
なお、大学を中退するのは親不孝なのか、というテーマについて書いた記事がありますので、よろしければこちらもご覧ください。
参考:大学を中退するのは親不孝なのか?親の気持ちを考えるべきか解説します
大学を中退しても人生終わりじゃない
ここまででわかる通り、大学を中退すると先行きが見えなくて不安になり、もう人生終わりだ、詰んだ、といった状況になってしまいがちです。
とはいえ、人生はそこから60年以上もあり、この変化の激しい時代において、10年後の未来など予測するのは不可能です。
大学を中退したからといっても、人生はまだまだこれからですからね。
まずは手に職をつける
大学を辞めたあと、なにもせずボーッとしていたら、さすがに将来を不安に思うかもしれませんが、まずは自分の好きな仕事に取り組むとよいです。
僕の場合であれば、接客業が好きだったので接客を磨き、商品の仕入れや店舗運営などを通して、マーケティングの知識を学習しました。
そういった経験があると、接客業や小売業などの分野では、いくらでも転職することができるし、マネージャーや統括などとして上に登りつめることもできます。
大学を卒業した人は、大卒という資格が武器ですが、中退してしまった人は、人とは違う特技や武器を持つことが重要です。
ニッチな分野で活躍する
大学を中退した人は、新卒や大卒の人と同じ土俵で戦うのは厳しいので、なるべく競合を避けて、ニッチな狭い分野で活躍するといいかもしれません。
例えば、ベンチャー企業で働くとか、店舗の店長を勤めるとか、新卒や大卒の人が歩まないであろうキャリアで攻めていくのも方法です。
大企業だからお給料がいい、働きがいがある、環境がいい、というのは通用しないので、自分が気分よく働けて活躍できる場所を見つけるのも重要ですね。
1つの仕事を極めたり、規模が小さい会社で、上流の役職まで登りつめることができれば、大卒で大企業に入った人よりも、倍以上のお給料をゲットすることができます。
人一倍の努力と行動をする
そもそも、大卒か高卒かなんてあまり関係ありません。
大人になっても継続して勉強し、なにかに向かって行動できているか、この2つが一番重要なポイントです。
大人になってしまえば、過去がどうであれ、いくらでも取り返すことができます。
反対に、いくらいい大学を卒業して、大手企業に入ったとしても、努力を継続している人には一瞬で抜かされてしまいます。
現状の環境に言い訳をせず、やるべきことを明確にして、真っ直ぐ取り組むことが人生の成功の秘訣なのかなと思います。
なので、大学を中退したら人生終わりなのかな、と考えるよりも、同じ境遇から脱出して成功した人たちの経緯などを学ぶといいかもしれません。
いまの自分が不安であるならば、まずいますぐできることを見つけ、行動に移してみましょう!