近年、注目され認知度が高まっているアブサン。
ハーブに由来する独特の味と香りを持つハーブリキュールです。
そんなアブサンの神秘的な色合いを体験し、楽しむための理想的な飲み方を探していませんか?
今回は、アブサンの面白い飲み方として、「アブサンドリップ法」と「火を使った角砂糖法」の2つを紹介します。
このおいしいお酒がどのように作られるのか、その歴史や原料は何なのか、ぜひ読んでみてください。
アブサンとは?
アブサンは、スイスのヴァル・ド・トラバース地方が原産地の蒸留酒です。
濃い緑黄色をした飲み物で、アルコール度数は通常45~70%と高めです。
主な原料はヨモギ、アニス、フェンネルで、レシピによってはアンジェリカ、ヒソップ、レモンバームなどのハーブが加えられることもあります。
アブサンの歴史
アブサンの歴史は長く、興味深いものです。
18世紀後半、フランスの蒸留者であったアンリオッド・ペルノという人物によって初めて開発されました。
彼はスイスのクーベという町に最初のアブサンの蒸留所を作り、すぐに忠実なファンを獲得しました。
19世紀には、特にフランスで人気が高まり、「緑の妖精」と呼ばれるようになりました。
20世紀初頭、アメリカやフランスをはじめ、多くの国で覚醒作用があるとされ、アブサンは禁止されました。
しかし、その後合法化され、再び人気を博しています。
アブサンの成分
アブサンの主な原料はヨモギ、アニス、フェンネルで、これらに他のハーブやスパイスをブレンドして作られます。
また、アンジェリカルート、ヒソップ、レモンバーム、コリアンダーなどがよく使われています。
アブサンには、ニガヨモギに含まれる化合物であるツジョンが含まれており、これがアブサンの幻覚作用につながると考えられてきました。
しかし、アブサン中のトゥジョンの濃度は、そのような効果をもたらすほど高くはありません。
方法1:アブサン・ドリップ
アブサン・ドリップ法は、伝統的なアブサンの作り方です。
また、アルコール度数を正常化し、その風味を十分に楽しむことができる方法です。
まず、アブサン1杯を計量してグラスに注ぎます。グラスの上にスプーンを置き、その上に角砂糖を乗せます。
次に、冷やした水をゆっくりと角砂糖の上に垂らします。
水が砂糖を溶かし、アブサンの中に落ちるにつれて、混合液が濁りはじめます。
好みの濃さになるまで水流を増やしていきます。
方法2:火を使った角砂糖法
火を使う角砂糖の方法は、ちょっとしたショーアップの機会になります。
まず、アブサンを計量してグラスに注ぎます。
スプーンの上に角砂糖を乗せます。
次に、ライターかマッチで角砂糖に火をつけます。角砂糖が燃えるにつれ、キャラメル状の砂糖がグラスに滴り落ち、アブサンと混ざり合い、独特のスモーキーな風味が生まれます。
スプーンを使ってかき混ぜると、焦げた砂糖が味を甘くしてくれます。
アブサンを責任を持って楽しむ
アブサンは非常に強いお酒で、アルコール度数も高いので、ほどほどに楽しむ必要があります。
飲み過ぎないように、常に責任を持って楽しんでください。
もし、軽い頭痛やめまいを感じたら、それは止めるべき時です。
また、アブサンを飲んでいる間は、アルコールによる極端な影響を避けるために、たくさんの食べ物と水を用意しておくとよいでしょう。
まとめ
アブサンは、過去に論争を巻き起こしたことのある、好奇心をそそる風味豊かなリキュールです。
アブサンドリップ方式や火を使った角砂糖方式など、この神秘的なお酒を楽しむ方法はたくさんあります。
アルコール度数が高いので、ほどほどに楽しむことを心がけましょう。
気をつければ、アブサンはとても楽しいお酒です。