プログラミングスクールの受講料は、通学型だと50万円から70万円と、かなり高額です。
しかし、世の中には10万円から20万円ほどや、無料のプログラミングスクールも存在します。
これだけ受講料の幅が広いと、安いところは質が悪くて、高いところは質が良いのか、と思ってしまいますが、それは間違いです。
プログラミングスクールの質は、値段だけでは判断できません。
安くても質が良いところや、高くても質が低いプログラミングスクールは存在します。
安いプログラミングスクールは怪しいのか
あまりにも安すぎるプログラミングスクールに対して不信感を持っていた僕は、3ヶ月で60万円ほどする大手プログラミングスクールに通いました。
カリキュラムやサポート体制はしっかりしていたものの、プログラミング学習にこんなにお金をかけるべきでなかった、と少し後悔しています。
安いプログラミングスクールが存在する理由
考えられる理由としては以下の3つ。
- 安かろう悪かろうのスクール
- 企業努力をしているスクール
- 転職が前提となっているスクール
ほとんどが、この3つのどれかに当てはまっているはず。
安かろう悪かろうのスクール
受講料が安い代わりに、カリキュラムやメンターの質が悪いというケース。
こういったスクールを選ばないように、事前に口コミや評判を調べておくのが良いです。
また、スクール名で検索したときに、関連する記事がそこまで存在しない場合は注意が必要。
良いスクールであれば、自然と良い評判や紹介記事などが存在するはずです。
企業努力をしているスクール
企業が努力をして、なるべく受講料を安くしたおかげという理由もあります。
一番わかりやすいのが、オンラインプログラミングスクールですね。
オンラインだと、教室を構えなくて良いので、教室の賃料やスタッフの人件費などがかかりません。
その経費分で受講料を安く抑え、お客さんに還元していることになります。
また、自社メディアや、SNSマーケティングが得意な企業であれば、広告費をかけずとも、自社のサービスを認知してもらうことができます。
中でもSkillHacksを運営している迫祐樹さんは、SNSでのフォロワー数が10万人近くいることから、広告費をかけず受講料を大幅に安く提供できている代表的な例です。
転職が前提となっているスクール
受講料が安い、または無料とする代わりに、提携する企業に就職してもらうというビジネスモデルで運営しているスクールも存在します。
運営側としては、人材派遣のような形で収益が取れるので、プログラミングスクールの受講料を大幅に安くできるメリットがあります。
安いプログラミングスクールは怪しくない
安かろう悪かろうの一部のプログラミングスクールを除いて、多くのスクールでは、ビジネスモデルを工夫することによって受講料を安く抑えることができています。
そのため、もし安くて怪しいスクールがあれば、どんなビジネスモデルで成り立っているのかを調べてみるといいですね。
プログラミングスクールの受講料は高額なため、安いスクールを見つけられるに越したことはありません。
安いプログラミングスクールがおすすめな理由
とはいえ、安いプログラミングスクールは大手のスクールに比べると、学習内容やサポートが不足してそうなので、高いお金を払ってでも質の良いスクールに通いたい、という人もいるはず。
しかし、僕の結論としては、安いプログラミングスクールがやはりおすすめです。
プログラミングスクールに質は関係ない
プログラミングスクールの質として判断できるのは、
- カリキュラム内容
- メンターの質
- 就職サポートの有無
この3つくらいですが、ぶっちゃけこの全てに関して、質って関係ないんですよね。
カリキュラム内容
僕の通っていた60万円ほどのプログラミングスクールですが、確かにカリキュラムはしっかりしていました。
しかし、基本的にはどこのスクールでも教えているような基礎的なことを、しっかりと進めていくだけでした。
短期間で効率よく覚えられる特殊なカリキュラムではないし、手の凝ったカリキュラムでもありません。
プログラミング学習の流れは、ある程度のパターンが決まっているので、受講料やスクールによって、カリキュラムの差別化をするのは難しいと思います。
メンターの質
よくあるのが、メンターが大学生や実務経験のないエンジニアだった、などの話ですが、ぶっちゃけこれでも問題なしです。
自分がわからなかったところを解決してくれるのであれば、相手の経歴がどうであろうとOKですよね。
ぶっちゃけ、初心者相手に実務経験をかなり積んでいるエンジニアが答えてくれても、オーバースペック感が否めないです。
なので、メンターは現役エンジニアしかいなくて、、とメンターの質で差別化するのも難しい話です。
就職支援サポートの有無
就職支援サポートがあったり、全額返金制度があったりする分、受講料が上乗せされているケースもありますが、これもあまり意味ないかと。
というのも、全額返金制度を利用することは、現実的にほぼ不可能です。
それに加えて、就職する際は、自己応募が必要なので、僕も実際に就職支援サポートを受けましたが、あってもなくても変わらなかった。
なので、こういったサービス内容って安くても高くても、あまり変わらないんですよね。
いっそのこと、最初から安い方が得です。
安いプログラミングスクールの選び方
高い受講料を払って、それなりに良いサービスを受けられるならいいけど、プログラミングスクールの質は値段によって決まるものではありません。
では、どのように選べば良いかというと、無料のプログラミングスクール1択です。
中途半端に安いのはモッタイナイ
安いといっても、10万円から20万円払うのであれば、いっそのこと無料の方が良いですよ。
下手に安いところでお金を払うと、安かろう悪かろうのスクールを選びかねないので、だったら最初から無料にしておくのが吉。
自分の中で判断軸があるならまだしも、できるだけ安くしたい、と思っているだけなら、迷わず無料のプログラミングスクールにしてしまいましょう。
無料のプログラミングスクールの選び方
無料のプログラミングスクールでは、なるべく大手を選ぶべき。
というのも、無料のスクールはエンジニア転職が前提となっていることが多いです。
大手企業であれば、提携している転職先の種類や規模も多く、エンジニアとしてのキャリアも切り開きやすいはずです。
僕がおすすめしているのは、GEEK JOB(プレミアム転職コース)や侍エンジニア塾など。
迷ったらとりあえずここに申し込んでおけ、くらいに間違い無いです。
こんな時代こそエンジニアになるべき
ぶっちゃけ、無料でエンジニア転職できる時代ってやばくないですかね。
これからの時代はITが主流になっていくし、今後もエンジニアに転職していく人は増え続けていくはず。
そうであれば、一刻も早く時代の波に乗るのは必須ですからね。
無料のプログラミングスクールがあるなら、チャレンジしない言い訳はできません。
気になる人は、少しでも一歩踏み出してみましょうよ。